年齢制限について。 |
えっと。こちらのページに来て下さったことを、まず感謝いたします。 どうもです。作者の月島といいます。 このページは、2004/10/11に作成しています。 コンテンツ内の小説「雨あがり」は、連載開始当初から今まで、 R-18という表示を掲げていました。 それは、性描写を多分に(かな‥‥汗)含んでいるという理由からです。 それからもう一つ、今の時点では本編に出ていませんが、 倫理に反する行為が作品に出てくることも理由です。 けれど、R-18の表示をかけたときから私は、 何かを誤魔化していたことを告白します。 R-18という表示を見て、 「自分は18歳未満だから、読んじゃいけない」 と、引き返すようなひとがいるでしょうか。 はっきり言ってそんなひとは、十人に一人もいないんじゃないか。 そう私は思っているのに、けれど、 性描写を含んでいるのに表示を出さないで、 後でなにか問題が起きたりしたら何も言えないからと、 「ずるい」と思いながらも、R-18の表示をかけました。 思えば年齢制限というものは、とても曖昧です。 前日までは読めなかったのに、 誕生日がきたらいきなり読めるようになるものなのか。 そして、年齢に達していないときこそ、 年齢制限の意義が分からないものなのではないでしょうか。 意義を分からないのは当たり前です。 その年齢に達して初めて、年齢制限の意義が分かるものではないでしょうか。 少なくとも、私はそうでした。 世間でも、そうだと思っています。 そのくせどうして、こんな、誰もが読めるところに こんな小説を置いているのかというと、 やはりそれは、それでも、伝えたいものがあるからです。 そして書きたくてしょうがない。 それしか理由がないのが、すこし情けないけれど。 ヴィアンカに置いている小説はすべて、 誰が何と言おうとも、何が起きようとも、恋愛小説です。 ですから、R-18の表示を取り下げます。 けれど、18歳未満というよりも、 自分で、性描写を読むにはまだ早いかも知れないと、 少しでも思っているひとたちに、伝えたいことがあります。 性は、表裏一体のものです。 幸にも不幸にもなるものです。 そして、不幸になった場合、それは、 本当に取り返しのつかない不幸かも知れない。 よく、取り返しのつかない人生など無い、と言う大人がいますが、 それはあながち嘘ではありませんが、 それでも、本当とは言えない。 取り返しのつかないことは、山ほどあると思います。 だから、世の中で色々なものが、R指定をかけられている。 それは、性だけではありません。 性によるものの他にも、 取り返しのつかない不幸を呼ぶものは、たくさんあります。 私たちは、幸は不幸か、自分で選択できる時代に生きています。 選択は自由です。 先が長い私たちが、よりよい選択をできることを祈りつつ、筆を置きます。 偉そうにごめんなさい。 月島 律(2004/10/11) |
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